一般皮膚科について
当院では、整形外科的診療のほかに、皮膚科の疾患についても診察・診療を行っております。湿疹・アトピー性皮膚炎・イボ・水虫・やけど・巻き爪・陥入爪などのフットケア や花粉症など、気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
アトピー性皮膚炎
繰り返す慢性の湿しんと皮膚のドライスキンが特徴的な皮膚病です。かゆみが強く、掻くと悪化します。
ぜんそく、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎のある家系にでやすい傾向があります。外用薬としてステロイド剤、免疫抑制剤、保湿剤を使います。
またお風呂では刺激の少ない石鹸で優しく洗いましょう。ダニや食べ物などのアレルギーが起きやすいのも、アトピー性皮膚炎の特徴です。
湿 疹
ブツブツ・小さい水泡や赤み・粉をふくなどが混ざってでき、かゆみがあります。原因として考えられるものは自己免疫・食べ物アレルギー・ダニ・HD・薬疹・ウィルス性発疹症などがあります。
湿疹は多くの場合、原因が分かれば、治療はスムーズに行えます。
じんましん
かゆみの強い、円形などの盛り上がったミミズ腫れが数分~数時間できて消えていくものをじんましんといいます。3~4週間以内に治るものを、急性じんましん、それ以上続くものを慢性じんましんといいます。
原因は食物、内服薬、細菌やウィルスの感染などいろいろあります、治療には抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、H2ブロッカーなどを使います。
水 虫
水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビが足の皮膚に入り込んで生じる病気です。白癬菌の増えやすい夏には症状の悪化が多く見られるのが特徴です。
趾間型(しかんがた)、小水疱型(みずぶくれ)、角質増殖型に分類され、趾間型は、足指の間の皮膚がふやけたように白く濁り、痒いのが特徴です。冬は症状が治まりますが、夏になるとまた再発し、2次的に細菌感染を併発しやすいタイプです。小水疱型は、土踏まずや足の縁などに小水疱が多発します。これも夏に悪化し、痒みを伴います。
角質増殖型は、足の裏から足縁にかけて広範囲に皮膚が厚くなっています。冬の方が乾燥でひび割れ等を起こします。お年寄りに多く、痒みがないので、本人は水虫と思っていない場合が多いと思います。
薬の吸収が悪いので治りにくく、内服の薬が必要な場合もあります。