骨粗鬆症外来について
かずまさ整形外科では、皆様がいつまでも健康な骨を保ち、若々しく充実した生活を送れるよう、骨粗鬆症の「予防・診断・治療」に尽力してまいります。
骨粗鬆症は、積極的に検査を受け治療することで、寝たきりの予防になります。
どうぞお気軽にご相談下さい。
加齢によって骨のカルシウムの量などが少なくなり、骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。
主な症状は、骨折とそれによる痛みです。
骨折するまで骨粗鬆症であることに気付かない患者様がほとんどです。骨粗鬆症になるとわずかな衝撃でも骨折をしやすくなります。
骨粗鬆症による骨折は寝たきりになる原因の多くを占めており、大変深刻な病気です。
当院では最新のX線骨密度測定装置(DXA機器)を設置しています
DXA機器は、従来の測定器より骨密度をより正確に測れる高性能の機器です。
骨粗鬆症の診断で重要視される腰椎・大腿骨・前腕骨の骨密度測定に対応し、短時間で測定が可能です。
検査中は着衣のまま、痛みもなく横になるだけですので、負担も軽く気軽に検査が受けられます。
検査は簡単・迅速・正確にできますので、骨粗鬆症が気になる方はお気軽にご相談ください。
日立アロカメディカル社製 DEXA骨密度測定装置Dichroma Scan DCS-900FX
※当院ではこのように判定いたします
治療方法
お薬による治療
骨粗鬆症は生活習慣病とも言われ、食事療法や運動療法も予防には欠かせませんが、まずはお薬での治療が中心となります。
腸管からのカルシウムの吸収を促進し、体内のカルシウム量を増やすお薬や、骨の形成を促進するお薬や、骨吸収を抑制するお薬などが処方されます。
食事療法
カルシウム・ビタミンD・ビタミンKなど骨に必要不可欠な栄養素をなるべく採りましょう。他にマグネシウム、ビタミンC、ビタミンBなども必要な栄養素です。
カルシウムの1日の摂取目標量は800mg以上です。牛乳100gでカルシウム約100mgなので、乳製品が苦手な人は、豆腐や納豆などの大豆製品にもたくさん含まれているので、それらをバランス良く摂るようにしましょう。
※カルシウム・・・骨の量の維持・増加を助けます
(牛乳、乳製品、骨ごと食べる魚、大根や小松菜やモロヘイヤなどの葉物 など)
※ビタミンD・・・カルシウムの吸収を助けます
(魚に多く含まれます)
※ビタミンK・・・骨に必要なたんぱく質を作ります
(納豆、緑黄色野菜に多く含まれます)
運動療法
運動をすることで、骨密度の低下を防ぐことができます。
また筋力がつきバランスがよくなり転倒を防ぐことで、骨折のリスクが減ります。運動が苦手な方は、いつもより多く歩くことを心がけ、なるべく階段を使用するなど、日常生活の中で運動量を増やすことを心がけましょう。
また、日光に当たることによって皮膚でビタミンDが作られます。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進させ、カルシウムの骨への吸収を促進させます。
しかし、あまり紫外線を浴びすぎると皮膚がんの発生リスクが高まりますので、夏は木陰で30分、冬は手や顔に1時間程度で十分です。
高血圧や糖尿病、心臓疾患等の既往のある方は、医師・専門家の指示の下行ってください。